金木犀が描かれた可愛いラベルながらもこの秋酒には通常は使わない白麹を使うことでクエン酸が凄く、また逆に通常は使用する酵母は使わないという…これぞ杉錦！なお酒なのですｗ


なお金木犀（キンモクセイ）の花言葉は実はちょっと怖いものらしい…((((；ﾟДﾟ)))



【杉錦 山廃純米 エドノアキザケ】 （写真は昨年の物です）


二年前、試験的に極少量だけ醸造して販売したのですがそれがとても好評だったので、昨年に続き今年も無事発売となった秋限定のお酒になります


杉錦を造る杉井社長曰く、『明治初期の日本酒の酸度は4から5あるのが普通で、江戸時代のお酒も同じだったと思われ』とのことです

それで杉井社長は江戸時代当時のお酒を再現しようと伝統製法で造ってみたり米粒をあまり磨かないで造ってみましたが現代の醸造環境はやはり当時よりも全然清潔で余計な乳酸菌等は侵入してこないためどうしてもその酸度は2.0くらいまでしかならないとのことです。

そこで杉井社長、使用する麹（黄麹）の半分ほどを『クエン酸を生産する白麹』に替えて醪（もろみ）の酸度を高くすることを試みました。また更に当時がそうであったように、あえて『日本酒酵母を添加しない無添加の伝統製法』にもしました。

その結果、今年も酸度が高くて酸っぱいお酒ができました、とさ
（おしまい）



はい、そんなわけでこのお酒は杉錦らしい酸っぱい秋酒となります

そして今年も伝統的な製法である『山廃（やまはい）仕込み』です。杉井社長の十八番でもある造り方ですね


なお今年は使用米は静岡県産の誉富士ではなくて滋賀県産の玉栄（たまさかえ）にしてて精米歩合は70％。甘さ辛さを示す日本酒度の値はほんの～りと甘めのマイナス0.4で、酸度はすっっごく高めの3.0となってます
火入れは一度だけで、加水もしてあってアルコール度数は14.2度くらいです。

お酒の色もほんの～りと黄色くなってて熟成がうかがえ、味わいはその強烈な酸度の数値ほどの酸っぱさは感じなく～、「甘酸っぱいかも」って印象です。そして度数もそれほど高くないので軽い飲み口でもあります

もう一度言いますが日本酒は現代では、麹菌と酵母菌の2つを使用した「並行複醗酵」によって造られますが～、この杉錦は酵母を使っていない（無添加）ですｗ

価格は一升瓶(1.8L)が2,970円で、四合瓶(720ml)は1,485円です。（10％税込）


この「エドノ～」シリーズは実は結構人気なので完売も早いです…あ
そうだった！金木犀の話だったｗ
花言葉はね、「誘惑」とか「陶酔」なんだってさ♪ この杉錦の味にハマッたら最後…普通のお酒ではもう物足りない身体になってしまうかもですよ(≧∇≦)


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