<静岡市駿河区にある小さな酒屋の、お酒関連の話とオタク系趣味な話とかのブログ>
2021年10月14日 20:01

しかも今回のこれね、酒蔵で1年間熟成させてあった物を発掘してきました! 有名なあの山田錦の父方にあたるお米を数年がかりで増やして復刻させたとても貴重なお酒なのだ

【臥龍梅 純米大吟醸 滋賀渡船6号(短稈渡船) 生貯原酒】
実はこのお酒、昨年からラベルの色と、斜めに貼られている肩貼りラベルというものが「短稈渡船」から「滋賀渡船6号」に変更となってます
(変わったのは四合瓶だけで一升瓶はまだ変わっていないようです)
まずその「短稈渡船」(たんかんわたりぶね)というのはお米の名前でして、冒頭でも書いたけどこのお米は酒米の王様として知られているあの「山田錦」(やまだにしき)の父方にあたる酒米とのことです。それは資料もあって確かな事らしいのですが、その後この短稈渡船は栽培されなくなったそうです…。
しかしながら十数年前だかに、滋賀県にわずかに残されていた種もみを臥龍梅を造る静岡の三和酒造さんと地元滋賀県の3~4蔵くらいがこの種もみに浪漫を感じ、農家さんに協力して数年がかりで増やして、そして醸造ができるようにまで復刻させたというのがこの短稈渡船であり滋賀渡船6号とのことです
(三和酒造の鈴木社長にいろいろ伺いました♪)
その復刻した際、多大な協力をした三和酒造さんには近江八幡の農協からの指示により名称は短稈渡船とし、でも他の蔵では滋賀渡船6号という名称のほうでお酒を販売された経緯があるとのことです。
そこから数年間、三和酒造さんでは『臥龍梅 純米大吟醸 短稈渡船』として販売をされていたし私もとっても好きな名称だったのですが~、このお米の復刻にあたっての経緯や事情というのはやはり当時の関係者しか分からないということもあっていろいろな憶測や複雑な状況を避けるべく…三和酒造さんでは昨年から滋賀渡船6号という名称を使うことにしたようであります。
なお現在、他の酒蔵で短稈渡船の名前が付いているお酒のお米というのは、十数年前に三和酒造さん達が農業振興の一環で種もみから数年がかりで増やしていったお米と同種であることには間違いないようです。なので三和酒造さんのこのお米も『短稈渡船である』ということを三和酒造の鈴木社長からお話を聞いた私は知っております
話が長くなりましたが~ともあれ、『お米の浪漫・お米のストーリー』を感じますね
なお酒米については私が情報を取りまとめて作ってみた簡単な図ってのがありますのでこちら参照です → 【酒造好適米の系譜図、まとめてみた】
さて、そんな滋賀渡船6号の米粒を半分削って雑味を省き中心部分の綺麗なところを贅沢に使った精米歩合50%の純米大吟醸で、日本酒度はスッキリ辛口な+5、酸度はバランスの良い数値の1.3、度数は16度となってます。
貴重なお米の純米大吟醸、かなりそそられますね
しかも今回入荷のは酒蔵の冷蔵庫でじっくりと1年間熟成させてあったものです
酒蔵に聞いたらまだ有るとのことだったので今回は特別にそれをいただきました
価格は一升瓶(1.8L)は4,180円で、四合瓶(720ml)は2,090円となります。どちらも箱が付いてますので贈答品としてもオススメですよ♪ (10%税込、ただし一升瓶はお取り寄せとなります)
山田錦のお父さんです♪
臥龍梅が復刻させたとも言える超貴重なお父さんですよ
オンラインショップの以下ページからでも通販購入いただけます
→ 【臥龍梅 純米大吟醸 滋賀渡船6号 - 鈴木酒店★オンラインショップ】


【臥龍梅 純米大吟醸 滋賀渡船6号(短稈渡船) 生貯原酒】
実はこのお酒、昨年からラベルの色と、斜めに貼られている肩貼りラベルというものが「短稈渡船」から「滋賀渡船6号」に変更となってます

(変わったのは四合瓶だけで一升瓶はまだ変わっていないようです)
まずその「短稈渡船」(たんかんわたりぶね)というのはお米の名前でして、冒頭でも書いたけどこのお米は酒米の王様として知られているあの「山田錦」(やまだにしき)の父方にあたる酒米とのことです。それは資料もあって確かな事らしいのですが、その後この短稈渡船は栽培されなくなったそうです…。
しかしながら十数年前だかに、滋賀県にわずかに残されていた種もみを臥龍梅を造る静岡の三和酒造さんと地元滋賀県の3~4蔵くらいがこの種もみに浪漫を感じ、農家さんに協力して数年がかりで増やして、そして醸造ができるようにまで復刻させたというのがこの短稈渡船であり滋賀渡船6号とのことです

その復刻した際、多大な協力をした三和酒造さんには近江八幡の農協からの指示により名称は短稈渡船とし、でも他の蔵では滋賀渡船6号という名称のほうでお酒を販売された経緯があるとのことです。
そこから数年間、三和酒造さんでは『臥龍梅 純米大吟醸 短稈渡船』として販売をされていたし私もとっても好きな名称だったのですが~、このお米の復刻にあたっての経緯や事情というのはやはり当時の関係者しか分からないということもあっていろいろな憶測や複雑な状況を避けるべく…三和酒造さんでは昨年から滋賀渡船6号という名称を使うことにしたようであります。
なお現在、他の酒蔵で短稈渡船の名前が付いているお酒のお米というのは、十数年前に三和酒造さん達が農業振興の一環で種もみから数年がかりで増やしていったお米と同種であることには間違いないようです。なので三和酒造さんのこのお米も『短稈渡船である』ということを三和酒造の鈴木社長からお話を聞いた私は知っております

話が長くなりましたが~ともあれ、『お米の浪漫・お米のストーリー』を感じますね

なお酒米については私が情報を取りまとめて作ってみた簡単な図ってのがありますのでこちら参照です → 【酒造好適米の系譜図、まとめてみた】
さて、そんな滋賀渡船6号の米粒を半分削って雑味を省き中心部分の綺麗なところを贅沢に使った精米歩合50%の純米大吟醸で、日本酒度はスッキリ辛口な+5、酸度はバランスの良い数値の1.3、度数は16度となってます。
貴重なお米の純米大吟醸、かなりそそられますね

しかも今回入荷のは酒蔵の冷蔵庫でじっくりと1年間熟成させてあったものです

酒蔵に聞いたらまだ有るとのことだったので今回は特別にそれをいただきました

価格は一升瓶(1.8L)は4,180円で、四合瓶(720ml)は2,090円となります。どちらも箱が付いてますので贈答品としてもオススメですよ♪ (10%税込、ただし一升瓶はお取り寄せとなります)
山田錦のお父さんです♪
臥龍梅が復刻させたとも言える超貴重なお父さんですよ

オンラインショップの以下ページからでも通販購入いただけます

→ 【臥龍梅 純米大吟醸 滋賀渡船6号 - 鈴木酒店★オンラインショップ】
記事投稿者: 鈴木酒店 2021年10月14日 20:01
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