<静岡市駿河区にある小さな酒屋の、お酒関連の話とオタク系趣味な話とかのブログ>
2011年01月13日 18:38


酒造好適米を半分近くの50%台まで磨き、「特別本醸造」とはなっているが、その造りは吟醸酒クラスの中身。…噂に聞くと、何年か前までは『日本一高い本醸造酒』でもあったらしい。それだけ贅沢な造りだった、ということなんだろう。
しかしながら、250年以上に渡って「忠正」を醸してきたその酒蔵『吉屋酒造』さん(葵区材木町)は、2009年3月31日をもって酒造りを終了し、蔵を閉じた…
だがしかし

忠正という名前は実は今も受け継がれている

昨年、掛川市からこの駿河区へ移転し、新たな酒蔵を開いた【株式会社 駿河酒造場】さんがその「忠正の銘」を継いでおり、今も醸しているのだ

詳しくはこちら → 【駿河区に新しい酒蔵がキタ!】

【安倍街道 特別本醸造】
…使ってるお米や精米歩合などは吉屋酒造の時のものとは違うかもしれない。だから厳密に言うとお酒の味も違うだろう。
でも、酒造好適米の『美山錦』を精米歩合55%まで磨き、吟醸用の静岡酵母HD-1で醸されている特別本醸造酒。
その精神とか名前が受け継がれているのは嬉しいものです


当店では現在のところ、300mlの飲みきりサイズの小瓶を販売中。410円です。
日本酒度+5、酸度1.3。
数値的には少し辛めなんですが、飲んだ感じだと、香りも味もお酒のふくよかさと旨みを感じられ、お米の甘さと言うか…、なんて言うか、昔ながらの味わいながらも、静岡流の醸しがされてるお酒だなって感じました

…なんか、若い人よりも年配の方にオススメしたい静岡酒かもです


そんな『安倍街道』。実は「大きな広告看板」が当店からも近い処にあったりします

南幹線沿い、八幡2丁目の交差点。
もしよかったら見てみて下さい

ちなみに『安倍街道』とは、古来、安倍奥と市街地とを結ぶ街道として栄え、多くの旅人が旅の疲れを癒すのに立ち寄っては一杯呑んだ、そのことにちなんで名付けられたお酒とのことです

記事投稿者: 鈴木酒店 2011年01月13日 18:38
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