先日酒蔵に伺った際、ひっそりと置かれていたそれを偶然見付け驚愕しました…。だってあの芋焼酎の長期熟成！しかも、7年って書いてあるけど実際は10年近いというｗ


…こ、この状況、分かりますぅ？笑

2010年に醸造されたというこの芋焼酎。蔵で熟成させてあったこれを2017年頃に「7年熟成」というラベルを作って販売しようとしたようだけど、でも杉井社長、あまり酒屋にご案内されなかったようでほとんど酒屋に気付かれないままそのまま2年以上が経過していた感じの…、そんな『忘れ去られし芋焼酎』なのである



【芋焼酎 才助 長期熟成酒】


詳しくは以下の、この芋焼酎の通常版の紹介記事を参照ではありますが～、大切なことなので最初に言っておきます。この「才助（さいすけ）」っていうのは杉井酒造初代当主のお名前です

紹介記事はこちら → 【【販売開始】杉錦のしずおか芋焼酎 才助】



そう、上の紹介記事にも書いてあるですが、この芋焼酎は『オール静岡な芋焼酎』と言えるんです

使っている芋は「静岡県産の紅あずま」という…皆さんにもなじみがある、皮が赤くて中身が黄色、甘味が強くて焼き芋でホクホク美味しいあのさつまいもです
これを米麹を使って醗酵させますが、その米麹のお米も静岡県産の「ひとめぼれ」を使用。しかもそのお米を精米歩合65％まで磨いているっていうだから仕事が丁寧過ぎる　（一般的には1割磨いた90％ほどとのことです）。
使っている麹も、九州の焼酎造りでは白麹か黒麹を使用しますが杉井酒造さんは日本酒「杉錦」を造ってる蔵だけあって、は「日本酒用の黄麹」を使い日本酒同様に丁寧に時間掛けています。

そしてそこに今度は酵母を入れて醪（もろみ）を造るわけですが、そこでも「日本酒用の静岡酵母のNEW-5」を使用。淡麗で綺麗な日本酒ができるこの静岡酵母と先程の黄麹の組み合わせにより、クセがなくて原材料の芋の風味を生かすことができるとのことです

更に言うと、通常では醗酵させたその醪を直接蒸留するようですが、杉井酒造さんでは日本酒と同じようにまずは搾るとのこと！しかも「槽（ふね）」で　…こうすることで焦げつきがなく、油成分も少なくて上質な原酒が得られるとのことです ちなみ蒸留は常圧式。

そうしてできた芋焼酎を1年以上は貯蔵し、通常版は発売となるわけです。


こ、これだけでもこの通常版かなり凄くて美味しい芋焼酎なのに、7年…、否、2019年の現在では9年（正しく言うなら1年は最初に貯蔵しているから合計10年！）、酒蔵でじっくりゆっくりこっそりひっそり～長期熟成されたのがこれってわけなのです
通常版よりもアルコールの刺激がかなり丸くなっており、とってもまろやかです


価格は500mlのスリム瓶のみで1,404円。（8％税込）
まだかなり本数残っているみたいですが、でももちろん終わり次第販売終了となり、次回の発売はたぶん5年～10年後になるかと思われる…数量限定品です


オンラインショップの以下ページからでも通販購入いただけます
→　【芋焼酎 才助 長期熟成酒 - 鈴木酒店★オンラインショップ】