<静岡市駿河区にある小さな酒屋の、お酒関連の話とオタク系趣味な話とかのブログ>
2016年12月22日 13:19

仕入れのタイミングで入荷が少し遅れてしまいましたが…お待たせ致しました!酒通好みの杉井酒造さんのお酒「杉錦」の初搾り(しぼりたて)が入荷して参りました

【杉錦 生もと純米 中取り原酒「きんの介」】(写真左)
【杉錦 生もと純米 初搾り】(写真右)
そう、杉井酒造さんらしく、しょっぱなから「生もと仕込み」の純米酒だ
『生もと(きもと)仕込み』って言うのは、日本酒の伝統的な造り方の名称で、明治時代の中頃まではこの製法がごく一般的だったんです。それが今では、明治時代に発明された「速醸仕込み」という造り方が大半になっていて、生もととか山廃(やまはい)の製法で造っている酒蔵はごく一部となってたりするんです。
この伝統的な製法はね、酒蔵の中に居る、自然の乳酸菌を取り入れて造ります。なので時間や手間もかかるわけですが、その代わり、とても野性的で力強いコクや酸味が生まれるわけです
あと、どの酒蔵も最初に発売する『しぼりたての新酒』というとだいたいが「生酒」なんですが、この杉錦は生酒ではなくて『一回火入れ』(ひいれ)です。お酒の味の安定のこととかを考えてるわけですね
さて、例年この2種類が新酒のお酒として登場しますが、その違いとしては右側の「初搾り」は原酒ではなくて『加水』(かすい)してある通常版なタイプ。原酒は味が濃くて度数も高く飲み応えがありますが、加水することで軽くなって身体にも優しくなってますw
四合瓶(720ml)で1,188円という価格の安さも魅力です
誉富士を精米歩合70%で、日本酒度は+5、酸度は1.7、度数は15.5度。
もう一方の左側の「きんの介」は加水する前の『原酒』で、また『中取り』という搾った時の一番美味しい部分だけを使っている贅沢な限定版となります。
同じく誉富士を精米歩合70%で、日本酒度は+5、酸度は2.3、そしてアルコール度数は18.5度となってます
一升瓶(1.8L)が2,592円、四合瓶(720ml)が1,404円です。(8%税込)
ちなみに『きんの介』という名は杉井酒造の社長のお名前。杉井均乃介社長
あと今回、どちらのお酒も去年までの酵母「協会701号」ではなくて、秋田県の「サッカロマイセス・エド」という古い酵母を使ったそうです。なんでもこれ使うと、雑味が少なく感じるようですよ
二つの杉錦の新酒。貴方ならどちらを選びますか


【杉錦 生もと純米 中取り原酒「きんの介」】(写真左)
【杉錦 生もと純米 初搾り】(写真右)
そう、杉井酒造さんらしく、しょっぱなから「生もと仕込み」の純米酒だ

『生もと(きもと)仕込み』って言うのは、日本酒の伝統的な造り方の名称で、明治時代の中頃まではこの製法がごく一般的だったんです。それが今では、明治時代に発明された「速醸仕込み」という造り方が大半になっていて、生もととか山廃(やまはい)の製法で造っている酒蔵はごく一部となってたりするんです。
この伝統的な製法はね、酒蔵の中に居る、自然の乳酸菌を取り入れて造ります。なので時間や手間もかかるわけですが、その代わり、とても野性的で力強いコクや酸味が生まれるわけです

あと、どの酒蔵も最初に発売する『しぼりたての新酒』というとだいたいが「生酒」なんですが、この杉錦は生酒ではなくて『一回火入れ』(ひいれ)です。お酒の味の安定のこととかを考えてるわけですね

さて、例年この2種類が新酒のお酒として登場しますが、その違いとしては右側の「初搾り」は原酒ではなくて『加水』(かすい)してある通常版なタイプ。原酒は味が濃くて度数も高く飲み応えがありますが、加水することで軽くなって身体にも優しくなってますw
四合瓶(720ml)で1,188円という価格の安さも魅力です

誉富士を精米歩合70%で、日本酒度は+5、酸度は1.7、度数は15.5度。
もう一方の左側の「きんの介」は加水する前の『原酒』で、また『中取り』という搾った時の一番美味しい部分だけを使っている贅沢な限定版となります。
同じく誉富士を精米歩合70%で、日本酒度は+5、酸度は2.3、そしてアルコール度数は18.5度となってます

一升瓶(1.8L)が2,592円、四合瓶(720ml)が1,404円です。(8%税込)
ちなみに『きんの介』という名は杉井酒造の社長のお名前。杉井均乃介社長

あと今回、どちらのお酒も去年までの酵母「協会701号」ではなくて、秋田県の「サッカロマイセス・エド」という古い酵母を使ったそうです。なんでもこれ使うと、雑味が少なく感じるようですよ

二つの杉錦の新酒。貴方ならどちらを選びますか

記事投稿者: 鈴木酒店 2016年12月22日 13:19
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