今年で最後となる静岡の酒米「誉富士」、志太泉でも今までの集大成として造ったばかりの誉富士の新酒が出荷開始となってます。そして今回のこれは超限定の特別な生原酒版だ



【志太泉 純米吟醸 藤枝誉富士 生原酒】


そう、静岡県の酒米「誉富士」は静岡で開発したお酒用のお米で、志太泉では地元藤枝市で育てられた誉富士を使って純米吟醸を造っています。
当店でもコンスタントに売れている安定・安心のお酒なのです


【改めてその誉富士についての大切なお話】

平成10年から静岡県農林研究所で開発が始まった静岡県独自の酒造好適米計画。酒米の王様であるあの「山田錦」から品種改良を行い、最も優れた一つを選抜していく作業に8年、そして平成18年にはコードネーム「静系（酒）88号」だったお米が「誉富士」として受理され、試験醸造を重ねていきお米の特徴を掴んでいきつつ各酒蔵なりの誉富士のお酒として育まれていきました。

なので10年以上は親しまれてきた各酒蔵の誉富士のお酒なのですが…、この度いろいろな事情があってこの平成版の誉富士のお米は栽培が終了となりました。なので、今期酒蔵から発売となる誉富士のお酒が最後となります

…ただ、誉富士のお米完成後も酒造好適米の開発や試験醸造は進められており、今後はコードネーム「静系（酒）97号」が誉富士の後継のお米として「令和誉富士」という名前で登場する、という予定となっております。
早ければ今年の12月頃にそんなお酒が出てくるかもです。


というわけで現在のタイプの誉富士はこれで最後ということで、志太泉酒造さんでも『誉富士への取り組みの集大成』となったお酒とのことなのです


その誉富士を精米歩合55％した純米吟醸で、今回のこれは搾りたての風味そのままの生原酒という特別版
日本酒度はほんのり辛口めの＋2.5、酸度はバランスの良い1.3となってます。使っている酵母は静岡酵母のNEW-5で、アルコール度数は通常版よりも1度高い16度です
スッキリシャープな口当たりですが、やはり静岡酵母らしい若いメロンのようなフルーティーさがあってとっても飲みやすいです

価格は一升瓶（1.8L）が3,520円で、四合瓶（720ml）が1,815円です。 （10％税込）


出荷と同時に酒蔵では完売という、一度きりの生原酒。
平成版誉富士を使った志太泉の集大成です


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