萩錦には高スペックな特別本醸造があります。これは、その新酒を搾ってすぐに生のまま詰めた特別版であり、まるで南アルプスのスノードームな感じでもあります




ね♪
さながら、雪が降っている情景の南アルプス
見ているとなんかちょっと幻想的な気持ちになったりもします



というわけで静岡では有名な南アルプスのお酒ですｗ


【萩錦 生もと 特別本醸造 無濾過生原酒 槽しぼり 荒走り うすにごり 南アルプス】

名前長いｗｗ
でもだいたい、名前が長くなるほどに貴重な部分になってて美味しいお酒！と言われているよ～に、これもそういう感じでありますｗ


しかも今回注目ポイントがひとつ

実は昨年はこの特別本醸造、醸造しなかったので実は2年ぶりの登場・醸造となるですが～、今年はこれ、実は『生酛（きもと）造り』なんです 私もビックリしました

伝統的製法である生もと造り。蔵の中に居る野生の乳酸菌を取り入れて造るため力強い酸味が出て味わい深いお酒となるです♪


スペック的には特別本醸造ながらも精米歩合55％という凄いまま あと5％で大吟醸という（　 Д ）　ﾟ　ﾟ
しかも、（マニアックな話になるけどｗ）酒母には精米歩合38％の山田錦を使っているという…やっぱり凄いスペックな件

そして醗酵したその醪（もろみ）をより丁寧な搾り方で搾った『槽（ふね）しぼり』であり、加熱処理や加水処理や濾過処理もしていない搾りたてそのままの無濾過生原酒

なお今回のは更にですね、醪を搾ってお酒と酒粕とに分ける作業の時、一番最初に槽から荒々しく走るように出てくる一番搾りな部分である『荒走り（あらばしり）』でして、なので新鮮すぎて少しにごちゃってます


主な酒米は美山錦で精米歩合は55％、酒母には精米歩合38％の山田錦。生原酒なのでアルコール度数は少しだけ高い16度となってます。にごってはいますが甘さ辛さを示す日本酒度は＋7と辛口で、酸度は意外と低めな1.2、そして吟醸酒向けの酵母である静岡酵母HD-1を使っております。

さっきも書いたように今回は生もと造りということもあって酸味が強めです、爽やかな酸味が♪ 精米歩合的にもキレイで軽い口当たりではありますが、酸度の数値以上に酸味を感じるかもしれませんｗ
試しにぬる燗にもして利いてみましたが…酸が更に立ってくる感じだったので燗酒はあんましかもしれません(^^;


価格は一升瓶(1.8L)は3,300円で、四合瓶(720ml)は1,650円です。（10％税込）


というこわけであの凄い特別本醸造が2年ぶりに帰ってきました
今年は生もと造りというのも注目ポイントだけれど、なにせ超貴重な生原酒の荒走り、今年のも瓶の中で軽く雪降ってます


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