今年もﾃﾍﾍﾟﾛしてる英君の望月社長の顔が思い浮かぶ、思わず二度見しちゃう衝撃作が出荷開始となりました！ あの愛山を山廃にしちゃう英君マジどうかしてるぜｗ



【英君 純米 愛山ノ山廃】


詳しくは後述いたしますが、あの幻のお米と呼ばれている酒米「愛山」をなんと「山廃仕込み」で造り、そして約半年間酒蔵でじ～っくり丁寧に貯蔵・熟成させ、味がちょうど良い衝撃レベルになってから送り出される英君酒造さんの秘密兵器です


ではここで少しお勉強のお時間です

この『山廃』（やまはい）ですが、英君酒造では10年前くらいからやり始めた造り方です。
伝統的な酒造りの製法の一つで、醸造技術の向上により今では簡略してよりスピーディーに仕込みを行う製法に対して、時間と手間と、そして『酒蔵の中に居る自然の乳酸菌を取り入れて造る』というものです。その造り自体は「生酛（きもと）造り」と言いますが、山廃はその工程の中から「山卸し」という作業をひとつ省いたものになります。山卸しの作業を廃止、なので「山卸し廃止酛」、で「山廃」です
酸味が効いて野性味あふれて力強い感じのお酒ができたりします。

そして、幻と言われる貴重なお米の『愛山』（あいやま）。
この愛山はお酒用のお米「酒米」（さかまい）のことで、有名な「山田錦」や「雄町」が先祖にあり、稲穂が倒れやすくて栽培しにくく農家泣かせだったり、米自体も溶けやすくて杜氏泣かせだったりします。そして、かの剣菱酒造さんが長い間独占して契約栽培していたりと、まぁいろいろと曰くのある酒米であり、貴重で大変高価な「幻の酒米」なんて言われたりもしています
酒米の詳しい系譜図はこちら　→　【酒造好適米の系譜図、まとめてみた】


そんな貴重な愛山（兵庫県産）を100％使用し、精米歩合はあえてあまり磨かない65％という純米酒。日本酒度はやや辛口な＋3.5、酸度は少し高めな1.8、アルコール度数は15度、使用酵母は静岡NEW-5、というスペックになります。
熟成させたことで硬さは取れ、愛山由来の甘みと山廃らしい酸味がベストマッチな感じです♪ 寒くなるこれからの季節、このお酒の燗酒はかなり美味しいかと思いますよ


価格は一升瓶(1.8L)が3,300円で、四合瓶(720ml)が1,760円です。 （10％税込）


というわけで繰り返しますがこれは普通の純米酒ではありません
愛山を使って山廃で造った、かなりファンタジックで楽しい純米酒です


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→　【英君 山廃純米 愛山ノ山廃 - 鈴木酒店★オンラインショップ】