こちらの地酒。
先月に開催させていただいた「一日居酒屋」の時、『あれ？ これ、結構良い感じじゃね』と発見したお酒だったりします
→　【その時の様子はこちら】

【富士高砂 山廃純米辛口】

このお酒は実は今年の3月に新発売となったものなんです、新商品
それまでの高砂さんの山廃純米は、少し甘めで濃醇、でも後味はちゃんと引いていく、というタイプの商品のみだったんだけど、今回「辛口」のも発売となったわけだ


これ、香りが私、好きな系統です
いやらしい感じの強い主張は無くおだかや。…でもほんのりとバナナ系の香りがします

味わいは、最初のアタックはさすが山廃仕込み！ 1.6の酸度は伊達じゃなく、乳酸系の酸味を感じるんです。でも、それが爽やかな味になり、辛口を感じていきます（日本酒度+7）。後味の引きも良いですね

使ってる静岡酵母が「HD-1」っていうあたりがポイントだと思う

そして凄いのはコストパフォーマンス！
この四合瓶（720ml）で1,150円。一升瓶（1.8L）で2,300円なんです
…手間がかかってる山廃仕込みで、かつ、純米酒なのにこの価格っていうのはとっても素晴らしい

精米歩合が65％ってことだったり、使ってるお米が五百万石と一般米っていうあたりでコストを抑えてるんだと思うけれど、これはかなりオススメの酸度ですよ、山廃ですよ
また、お燗にしてもかなり良いんだよね

山廃仕込みに定評のある「富士高砂酒造」さん、さすがですね