<静岡市駿河区にある小さな酒屋の、お酒関連の話とオタク系趣味な話とかのブログ>
2011年12月30日 20:15

最近ちょこっとマイブームなんです、ふぐのひれ酒
…でも、高級だし、手間かかるし、一人で楽しむのは勿体ないしで~、なので人が集まる時にやったりする程度のにわか…なんですけどね

【とらふぐのひれ】です
自分で釣ってくることはまず不可能な代物なので、近くのスーパーで手っ取り早くゲット。6切れくらい入ってて、価格は500円くらいかな。
決して安くはないのだが、ここから醸し出される旨みはなかなかにプライスレスだぞ
さて、早速作ってみましょうかね♪
1. まずは、最終的にひれとお酒をぶち込む器を選びましょう。大きめの湯飲みや急須、土瓶などかな。なお私は、何人かで分けたかったので土瓶にしました。また、フタがしやすい(穴を塞ぎやすい)のが良いです。
2. 土瓶を予め温めておきます。熱湯を入れたお鍋の中に沈めておく、そんな感じ。
3. お酒を温めます。


通常お酒は、せいぜい55度くらいまでの燗酒にするものですが、ここでは80度以上のカンカン状態に燗付けします
55度以上を『飛び切り燗』なんて言いますか、アルコールの沸点は78度とのことなのでさしずめこれは『飛んじゃってる燗』ですかね
なおこの時のお酒は、あえて安いお酒を使うってのが実は一番のコツかもしれません!
・純米酒だとお米のコクや旨みが強く出てきて、ひれの旨みとぶつかる
・吟醸酒までいっちゃうとお酒が綺麗すぎちゃってそもそも燗にするのにあまり向かない
・甘口よりは辛口かな。だから本醸造とかの、アル添酒だっても全然OK
・精米歩合が悪すぎてもお米の雑味があるかもだし、精米歩合は60~70%くらいか
このあたりを瞬間的に考慮しまして、この時チョイスしたお酒は、鈴木酒店で売っている『若竹 本醸造 佳撰』にしました
※なおここで温度が低いとアルコールがうまく気化してこなく、フランベで失敗します

…でも、高級だし、手間かかるし、一人で楽しむのは勿体ないしで~、なので人が集まる時にやったりする程度のにわか…なんですけどね


【とらふぐのひれ】です

自分で釣ってくることはまず不可能な代物なので、近くのスーパーで手っ取り早くゲット。6切れくらい入ってて、価格は500円くらいかな。
決して安くはないのだが、ここから醸し出される旨みはなかなかにプライスレスだぞ

さて、早速作ってみましょうかね♪
1. まずは、最終的にひれとお酒をぶち込む器を選びましょう。大きめの湯飲みや急須、土瓶などかな。なお私は、何人かで分けたかったので土瓶にしました。また、フタがしやすい(穴を塞ぎやすい)のが良いです。
2. 土瓶を予め温めておきます。熱湯を入れたお鍋の中に沈めておく、そんな感じ。
3. お酒を温めます。


通常お酒は、せいぜい55度くらいまでの燗酒にするものですが、ここでは80度以上のカンカン状態に燗付けします

55度以上を『飛び切り燗』なんて言いますか、アルコールの沸点は78度とのことなのでさしずめこれは『飛んじゃってる燗』ですかね

なおこの時のお酒は、あえて安いお酒を使うってのが実は一番のコツかもしれません!
・純米酒だとお米のコクや旨みが強く出てきて、ひれの旨みとぶつかる
・吟醸酒までいっちゃうとお酒が綺麗すぎちゃってそもそも燗にするのにあまり向かない
・甘口よりは辛口かな。だから本醸造とかの、アル添酒だっても全然OK
・精米歩合が悪すぎてもお米の雑味があるかもだし、精米歩合は60~70%くらいか
このあたりを瞬間的に考慮しまして、この時チョイスしたお酒は、鈴木酒店で売っている『若竹 本醸造 佳撰』にしました

※なおここで温度が低いとアルコールがうまく気化してこなく、フランベで失敗します
4. 3番と同時進行な感じになるかな。ひれを焼きます。


オーブントースターで何分くらいかな。3~5分くらいだった気もしますが、熱量や状況によって変わりますので、ひれの様子をよく見ながら見極めて下さい

結構焦げ目が付くくらいで大丈夫です

ここで焼き具合が甘かったりすると生臭さが出てきてしまうようなので、きつね色になってきてブクブクと焦げてきてから…もうちょっと辛抱して焦がしちゃうくらいの気持ちでいいかもしれないです(笑)
5. ひれとお酒を出会わせます。


温めておいた土瓶に、カンカンに燗付いてるお酒と、焼き上げたばかりのひれを入れます。そして素早くフタをしましょう

この時、土瓶が冷めていたり温めていないとお酒が急速にぬるくなり、やっぱりアルコールの気化に影響してきます(…たぶん)。
で、このまま2分くらい蒸らします。
…ぶっちゃけ1分でもいいと思うし、3分以上やったってもいいです。自分が「そろそろだろ!」と思ったところが、蒸らしの終了ポイントです

6. かっこよく言うと、「フランベ」します。


土瓶に火を近づけて…、
はいっ、フタ開けた!! はいっ、火を近づけた!!
…写真分かりますかね? 土瓶の中から青い炎が立ってます

こうやってアルコールを飛ばしてるわけですね。アルコールを飛ばすと、アルコール感が減った「ふぐひれの出汁スープ」な感じになりますし、フランベをしないと、お酒の感じが少し残った状態と思っていただければと~。
まぁたぶん、そ~んなには変わらないかもなんだけど、せっかくだからフランベしましょうよ、ここまでやったらしちゃいましょうよ

なおこの時、鈴木酒店のマッチを使うのがポイントであること忘れずに

火に注意しながらまたフタをして蒸らします。…2分くらいでいいんじゃね?
7. 蒸らし終わったら完成です。


ひれの旨みがお酒に染み出し、イイ~感じの色と香ばしい香りです

お酒もまだ温かく、とても心地良く美味しく飲めることかと思いますよ

ひれは…そうですね、もしもう一回使いたい場合は取り出しちゃいましょう。
…ただ、一番搾りの時にだいぶ旨みが出ちゃってしまってるので、二番煎じになるとあっさりとした味わいになります♪
ぶっちゃけ、はい、手間がかかります(笑)。
でも、普段飲んでるお酒が「ひれ酒」という一工夫でこう~も楽しく変身する、『お酒っておもしろいなぁ♪』ってことを感じてもらえたらなぁって思うところであります

次回は『岩魚の骨酒』に挑戦します

…あれも美味しいんだよね~♪
記事投稿者: 鈴木酒店 2011年12月30日 20:15
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