<静岡市駿河区にある小さな酒屋の、お酒関連の話とオタク系趣味な話とかのブログ>
2020年01月21日 19:54

4年前に正雪の酒蔵を退職されたあの山影純悦杜氏が造った純米酒が、問屋の冷蔵庫に在庫として眠ったままだったのをこの度発掘! しかも栽培を終了した幻の酒米のだ

【正雪 旨口純米 静系94号 H27BY 作:山影純悦】
詳しいことについては以下のリンク先を参照ではありますが、3年前までの正雪「平成28酒造年度:H28BY」は正雪を35年間造り続けてきた大ベテランの山影純悦(やまかげじゅんえつ)杜氏が造っておりましたがご高齢により退職されました。そして2年前の正雪「平成29酒造年度:H29BY」を造っていたのはその山影杜氏のもとで10年以上修行されていた若手の崎村勉(さきむらつとむ)杜氏だったのですが残念ながら1年だけ杜氏を務めて退職され、その次の正雪「平成30酒造年度:H30BY」を急遽任されたのが榮田秀孝(えいだひでたか)杜氏となっております。今続々と出来上がってきている新酒の正雪「令和1酒造年度:R1BY」も榮田杜氏によるものであります。
→ 【【重要】再び新体制でスタートした新生正雪について】
そんな感じに今、正雪は杜氏の世代交代により更に昇華されたり新しく生まれ変わってきているところなのですが…、そんな中、そう、現代の名工にも選ばれてた超ベテランの山影純悦杜氏が退職直前に醸していた特別な純米酒ってのが数本だけまだ残っていたんです
冒頭でも書きましたが、実は地元の問屋の冷蔵庫に在庫として10本くらい残っているという情報を入手しまして速攻でそれ抑えました
売れ残りの在庫と言えども~、しっかりと冷蔵庫保管です、ナイス
で、実は3日前に当店の座敷部屋で開催した『日本酒初心者講座』の時にこれ出して皆さんには人柱…、もとい、みんなで正座して味を利いてみていたんです
結論→全然美味しく飲めましたん


なお製造年月は2016年7月のと2016年9月のです。両方併せて10本くらい。そして右側の写真、ご覧のようにお酒の中には「滓(おり)」と呼ばれたりする固形物が出てきてたりもしますw
この滓は、(一概には言えませんが)米こうじ由来の物だったりタンパク質が年月と共に固形化して沈殿した物です。なので、振って混ぜれば溶けていきますが、でも完全には溶けて消えないかもで、うっすら沈殿物として残るかもですw
こ、このあたりは自己責任かもなので『なんか…ヤバそうだな…』と思った方はスルーしていただいて、『なにこれ!ヤバくね♪(良い意味で)』と思った方だけご注目いただけたらと思うところです
で!同じく凄い貴重な理由なのが~このお酒に使っているお米だ
静岡県が独自に開発したお酒用のお米として「誉富士」(ほまれふじ)と呼ばれている物がありますが、その誉富士の改良版として密かに開発されていたのが~この、コードネーム「静系94号」
6年くらい前から県内の数蔵で試験的に醸造が繰り返されてきましたが、残念ながらその開発や栽培も3年ほど前に終了したため今後このお米が出てくることもなく、もちろんお酒も造られません。お米の正式名称もありませんでした。
つまり現在では『幻の酒米』ということになります
さて、そんな静系94号を精米歩合60%の純米酒で、正雪が自社で培養した静岡酵母を使用し、アルコール度数は15~16度、そして日本酒度や酸度は今では不明でありますw …ただ、もともと「旨口」と銘打っているだけあって元々が甘めな味わいであり、約4年の冷蔵熟成により更にこってりとした甘みが乗ってきていました♪ 後味には山影杜氏らしいバナナ香もある
冷酒が甘こってりでオススメかもで、燗酒にすると苦味がだんだんと出てくる感じでしたんw
というわけで冷蔵庫でずっと眠っていた、忘れ去られし特別な正雪を発掘!!
10本しかありません。お一人様2本くらいまでで。
価格は一升瓶(1.8L)のみで2,695円です。(10%税込)
オンラインショップの以下ページからでも通販購入いただけます
→ 【正雪 旨口純米 静系94号 H27BY - 鈴木酒店★オンラインショップ】


【正雪 旨口純米 静系94号 H27BY 作:山影純悦】
詳しいことについては以下のリンク先を参照ではありますが、3年前までの正雪「平成28酒造年度:H28BY」は正雪を35年間造り続けてきた大ベテランの山影純悦(やまかげじゅんえつ)杜氏が造っておりましたがご高齢により退職されました。そして2年前の正雪「平成29酒造年度:H29BY」を造っていたのはその山影杜氏のもとで10年以上修行されていた若手の崎村勉(さきむらつとむ)杜氏だったのですが残念ながら1年だけ杜氏を務めて退職され、その次の正雪「平成30酒造年度:H30BY」を急遽任されたのが榮田秀孝(えいだひでたか)杜氏となっております。今続々と出来上がってきている新酒の正雪「令和1酒造年度:R1BY」も榮田杜氏によるものであります。
→ 【【重要】再び新体制でスタートした新生正雪について】
そんな感じに今、正雪は杜氏の世代交代により更に昇華されたり新しく生まれ変わってきているところなのですが…、そんな中、そう、現代の名工にも選ばれてた超ベテランの山影純悦杜氏が退職直前に醸していた特別な純米酒ってのが数本だけまだ残っていたんです

冒頭でも書きましたが、実は地元の問屋の冷蔵庫に在庫として10本くらい残っているという情報を入手しまして速攻でそれ抑えました


で、実は3日前に当店の座敷部屋で開催した『日本酒初心者講座』の時にこれ出して皆さんには人柱…、もとい、みんなで正座して味を利いてみていたんです

結論→全然美味しく飲めましたん



なお製造年月は2016年7月のと2016年9月のです。両方併せて10本くらい。そして右側の写真、ご覧のようにお酒の中には「滓(おり)」と呼ばれたりする固形物が出てきてたりもしますw
この滓は、(一概には言えませんが)米こうじ由来の物だったりタンパク質が年月と共に固形化して沈殿した物です。なので、振って混ぜれば溶けていきますが、でも完全には溶けて消えないかもで、うっすら沈殿物として残るかもですw
こ、このあたりは自己責任かもなので『なんか…ヤバそうだな…』と思った方はスルーしていただいて、『なにこれ!ヤバくね♪(良い意味で)』と思った方だけご注目いただけたらと思うところです

で!同じく凄い貴重な理由なのが~このお酒に使っているお米だ

静岡県が独自に開発したお酒用のお米として「誉富士」(ほまれふじ)と呼ばれている物がありますが、その誉富士の改良版として密かに開発されていたのが~この、コードネーム「静系94号」

6年くらい前から県内の数蔵で試験的に醸造が繰り返されてきましたが、残念ながらその開発や栽培も3年ほど前に終了したため今後このお米が出てくることもなく、もちろんお酒も造られません。お米の正式名称もありませんでした。
つまり現在では『幻の酒米』ということになります

さて、そんな静系94号を精米歩合60%の純米酒で、正雪が自社で培養した静岡酵母を使用し、アルコール度数は15~16度、そして日本酒度や酸度は今では不明でありますw …ただ、もともと「旨口」と銘打っているだけあって元々が甘めな味わいであり、約4年の冷蔵熟成により更にこってりとした甘みが乗ってきていました♪ 後味には山影杜氏らしいバナナ香もある

冷酒が甘こってりでオススメかもで、燗酒にすると苦味がだんだんと出てくる感じでしたんw
というわけで冷蔵庫でずっと眠っていた、忘れ去られし特別な正雪を発掘!!
10本しかありません。お一人様2本くらいまでで。
価格は一升瓶(1.8L)のみで2,695円です。(10%税込)
オンラインショップの以下ページからでも通販購入いただけます

→ 【正雪 旨口純米 静系94号 H27BY - 鈴木酒店★オンラインショップ】
記事投稿者: 鈴木酒店 2020年01月21日 19:54
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