富士宮市の富士高砂酒造さん伝統の製法「山廃仕込み」で造ったこの秋酒は半年間の熟成で更に旨味が凝縮されてて、甘くてトロッとして旨いんだよねぇ(人´∀｀)

ちょこっとお高いんだけども、でもこれ、人気もあってファンも多いんです



【高砂 山廃純米吟醸 原酒生詰 ひやおろし】

さてこの名前が長いお酒の用語解説ですが～、
「山廃」（やまはい）っていうのは伝統的な酒造りの製法の一つで、簡単に言うと、酒蔵の中に居る自然（野生）の乳酸菌を取り入れて造る、というものです。なので、酸味とかヨーグルト的な味わいが少し強めになったり。

「純米吟醸」はお酒のグレードだよね、結構上の方だ
ちなみに「山田錦」という酒米の王様のお米を精米歩合55％の贅沢な造り。

「ひやおろし」についてはこの時期何度か説明してるけど、寒い時期に造ったお酒を一度だけ火入れ（加熱殺菌処理）してから約半年間、酒蔵の中で丁寧に熟成させる。それを、涼しくなる秋口に「ひやのまま酒屋に卸す」ということから『ひやおろし』と言う。なお、ひやおろしは「生詰め」とも言えるんだけど、詳しい話はまた今度。

「原酒」（げんしゅ）ってことは、搾ったばかりのお酒に仕込み水を加えて（加水と言う）度数を少しだけ下げる、ということはしないでそのままの強さ、ってことですな。なおこのお酒の度数は17度。


高砂の、創業当時から伝承されている山廃仕込みのお酒。酸味は控えめでどちらかと言ったら甘口（日本酒度は－3）であり、原酒を半年間熟成させてあるのでこってりと味が乗っていてトロッと濃いめです
ぬる燗にすると更に旨味が引き立ってオススメかも


…なお4年ほど前からこのお酒の代名詞でもあった『徳利型の可愛い瓶』がもう無くなってしまってそれ以降は通常の瓶となってしまい少し寂しくなりましたが～でも中身のお酒は変わらず美味しくてオススメですよ

価格は一升瓶(1.8L)が3,940円で、四合瓶(720ml)が1,807円です。（10％税込。ただし一升瓶はお取り寄せとなります）


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