<静岡市駿河区にある小さな酒屋の、お酒関連の話とオタク系趣味な話とかのブログ>
2010年03月10日 14:06

(3/15追記:再放送があります。3/17のAM2:45~3:45 Gコード「8594388」)
杜氏(酒造りのプロ)集団【能登杜氏】の四天王
【開運】の波瀬正吉氏:静岡県掛川市「土井酒造場」
【満寿泉】の三盃幸一氏:富山県富山市「桝田酒造店」
【天狗舞】の中三郎氏:石川県白山市「車多酒造」
【常きげん】の農口尚彦氏:石川県加賀市「鹿野酒造」
「開運」の波瀬正吉氏が昨年の夏、他界されたのはまだ記憶に新しいところです。
昨日9日、NHKの番組、プロフェッショナル『仕事の流儀』にて、四天王の一人「常きげん:農口尚彦氏」の仕事を追ったドキュメントが放送されました。

杜氏(酒造りのプロ)集団【能登杜氏】の四天王
【開運】の波瀬正吉氏:静岡県掛川市「土井酒造場」
【満寿泉】の三盃幸一氏:富山県富山市「桝田酒造店」
【天狗舞】の中三郎氏:石川県白山市「車多酒造」
【常きげん】の農口尚彦氏:石川県加賀市「鹿野酒造」
「開運」の波瀬正吉氏が昨年の夏、他界されたのはまだ記憶に新しいところです。
昨日9日、NHKの番組、プロフェッショナル『仕事の流儀』にて、四天王の一人「常きげん:農口尚彦氏」の仕事を追ったドキュメントが放送されました。

番組は、「酒造り」の製法とかについてはやんわりと説明しながら、農口(のぐち)氏の流儀や生き様を焦点にドキュメントしています。
農口氏は77歳(ちなみに昨年亡くなった波瀬氏もほぼ同じ76歳)。…とてもその年齢とは思えないくらいの体つきとタフさです。(でも下戸で全然呑めないらしい…)
私はそんな【常きげん(じょうきげん)】のお酒をまだ呑んだ事がないので分からないのですが、『山廃仕込』が有名みたいです。番組の中でも、
「最初にお米の旨みがフワッと口に広がるが、キレが恐ろしく良い。なんでこんなに旨いんですか?」
と、呑まれた方がおっしゃってました。
現在、静岡で制作中のドキュメンタリー映画【吟醸王国しずおか】の中で「喜久醉」の青島酒造さんもおっしゃっておられましたが、酒造りの最初の過程である、お米の『洗い・浸せき』部分に細心の注意を払っている感じでした。
そして、「磯自慢」の杜氏である多田氏の絶技でもあるように、農口氏もお米一粒一粒に「麹菌」を破精(はぜ)込ますよう真剣勝負をしていました。
左の写真は、お米の中心部分にまで菌糸が到達してる様子。この状態を「突き破精」と言い、理想の状態とのこと。…てか、全てのお米をこの状態にもっていくのが理想、か…
そして農口氏、年齢的にも引退を考えてたりするんだとか…。やはりそういった『世代交代』の時期になってるわけですよね…。「常きげん」の蔵にも、若い蔵人が何人も居て修行されてる様子でしたが…。

杜氏という仕事を60年以上やってきた職人の…、言葉の重さを感じます。
そんな職人も、今回仕込んだ大吟醸は「一番のデキだ!」とおっしゃってました。…気になります、えぇとっても(笑)。
この「常きげん」、…静岡のどっかでも売ってるのかな(^^;
農口氏は77歳(ちなみに昨年亡くなった波瀬氏もほぼ同じ76歳)。…とてもその年齢とは思えないくらいの体つきとタフさです。(でも下戸で全然呑めないらしい…)

「最初にお米の旨みがフワッと口に広がるが、キレが恐ろしく良い。なんでこんなに旨いんですか?」
と、呑まれた方がおっしゃってました。
現在、静岡で制作中のドキュメンタリー映画【吟醸王国しずおか】の中で「喜久醉」の青島酒造さんもおっしゃっておられましたが、酒造りの最初の過程である、お米の『洗い・浸せき』部分に細心の注意を払っている感じでした。

左の写真は、お米の中心部分にまで菌糸が到達してる様子。この状態を「突き破精」と言い、理想の状態とのこと。…てか、全てのお米をこの状態にもっていくのが理想、か…

そして農口氏、年齢的にも引退を考えてたりするんだとか…。やはりそういった『世代交代』の時期になってるわけですよね…。「常きげん」の蔵にも、若い蔵人が何人も居て修行されてる様子でしたが…。

そんな職人も、今回仕込んだ大吟醸は「一番のデキだ!」とおっしゃってました。…気になります、えぇとっても(笑)。
この「常きげん」、…静岡のどっかでも売ってるのかな(^^;
記事投稿者: 鈴木酒店 2010年03月10日 14:06
▼この記事に対してのトラックバックです
先日の9日、NHKの番組、プロフェッショナル『仕事の流儀』にて放送された『魂の酒、秘伝の技:農口尚彦』のクローズアップドキュメントが以下の日程で再放送されます。NHK総合:3月17日 A...
能登杜氏四天王、再び【酒ゲーム★鈴木酒店】at 2010年03月15日 14:27
▼この記事に対して書かれたコメントです
酒造りの四天王というのが存在するんですね。
知りませんでした。さらにいうと、
四天王のひとりが静岡県内に
いたなんて驚きです。亡くなられた
んですね。残念です。
知りませんでした。さらにいうと、
四天王のひとりが静岡県内に
いたなんて驚きです。亡くなられた
んですね。残念です。
Posted by 山内 晃 at 2010年03月10日 17:29
見ました~ヽ(´ー`)ノ
良い番組でしたね農口杜氏のお人柄まで出てました♪
見逃された方は3月17日(水)AM2:45~AM3:35再放送で~す。
良い番組でしたね農口杜氏のお人柄まで出てました♪
見逃された方は3月17日(水)AM2:45~AM3:35再放送で~す。
Posted by 鉄肝 at 2010年03月10日 18:35
私も録画してみました~。
お米をとぐ時間、水温も細かくさすがプロだなと思いましたよ。
仕事をしている姿が生き生きとして男らしさを感じました。
奥様もずっとご主人を支えてきて立派ですね。
お米をとぐ時間、水温も細かくさすがプロだなと思いましたよ。
仕事をしている姿が生き生きとして男らしさを感じました。
奥様もずっとご主人を支えてきて立派ですね。
Posted by ちゅらさん at 2010年03月11日 00:10
>山内 晃さん
「四天王」…なんだかカッコイイですよね!笑。
酒造りの世界はホント厳しくて、何年・何十年と積み重ねてきた経験が財産なんだと思います。ほんとすごいですよね…。
静岡、開運の波瀬(はせ)杜氏…、静岡の地酒を牽引してきた素晴らしいお人だったのですが、残念でなりません。
確かこんなこと聞いた事あります。
「静岡で杜氏が勤まれば、あとはどこに行っても大丈夫!」と。
それだけ静岡で酒を造りのが大変なのか、静岡流の酒造りは過酷なのか…。
とにかく静岡の地酒は素晴らしいですよ(^-^)
>鉄肝さん
お、再放送の情報!! それはかなりナイス情報です(♭^-`)♪
「常きげん」のお酒は呑んだ事ないのですが、山廃なんですよね?
…どんななんだろう~、機会があったら呑んでみたいものです。
ま、まさかかと思うけど、鉄肝さんは「鹿野酒造」にも行かれた事…あるですか?笑
>ちゅらさん
お、録画したんですね、すごいなぁ~♪
うん、とても77歳とは思えないくらいタフで、そして仕事に取り組む姿がすごく男らしいです!
杜氏の職を60年以上やってきて、「一番と思える酒を造ったのは数回だけ」だなんて…、言えないですよ。ほんとすごい職人肌で、自分に厳しくて、生き様を感じました。
そしてそうですね、そういうのを本当に陰で支えてるのは奥様ですよね…。頭が下がります。
「四天王」…なんだかカッコイイですよね!笑。
酒造りの世界はホント厳しくて、何年・何十年と積み重ねてきた経験が財産なんだと思います。ほんとすごいですよね…。
静岡、開運の波瀬(はせ)杜氏…、静岡の地酒を牽引してきた素晴らしいお人だったのですが、残念でなりません。
確かこんなこと聞いた事あります。
「静岡で杜氏が勤まれば、あとはどこに行っても大丈夫!」と。
それだけ静岡で酒を造りのが大変なのか、静岡流の酒造りは過酷なのか…。
とにかく静岡の地酒は素晴らしいですよ(^-^)
>鉄肝さん
お、再放送の情報!! それはかなりナイス情報です(♭^-`)♪
「常きげん」のお酒は呑んだ事ないのですが、山廃なんですよね?
…どんななんだろう~、機会があったら呑んでみたいものです。
ま、まさかかと思うけど、鉄肝さんは「鹿野酒造」にも行かれた事…あるですか?笑
>ちゅらさん
お、録画したんですね、すごいなぁ~♪
うん、とても77歳とは思えないくらいタフで、そして仕事に取り組む姿がすごく男らしいです!
杜氏の職を60年以上やってきて、「一番と思える酒を造ったのは数回だけ」だなんて…、言えないですよ。ほんとすごい職人肌で、自分に厳しくて、生き様を感じました。
そしてそうですね、そういうのを本当に陰で支えてるのは奥様ですよね…。頭が下がります。
Posted by 鈴木酒店
at 2010年03月11日 22:52

足跡ありがとうございます。
ブログははじめたばかりですがどんどん更新していくのでまたよかったら遊びにきてくださいね☆
素敵なブログ応援してます☆(^^)
ブログははじめたばかりですがどんどん更新していくのでまたよかったら遊びにきてくださいね☆
素敵なブログ応援してます☆(^^)
Posted by じゅん52
at 2010年03月12日 16:51

>じゅん52さん
コメントありがとうございます。
私もブログ始めてまだ4,5ヶ月くらいです。お互い頑張っていきましょう♪笑。
宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
私もブログ始めてまだ4,5ヶ月くらいです。お互い頑張っていきましょう♪笑。
宜しくお願い致します。
Posted by 鈴木酒店
at 2010年03月12日 17:55

▼お気軽にコメントを入力してって下さい(・∀・)